「高血圧で悩んでいる。。。」
「甘酒って健康に良いとは聞くけど、血圧や血糖値にも効果あるかな?」
こういった疑問に答えます。
今回の記事では、
・甘酒は血圧や血糖値を抑えるのに効果があるのか
について、解説します。
天領盃酒造の萱田です。
天領盃では、平成17年(2005年)から甘酒を製造し続けています。
もう今年で16年目となります。
長年造り続けている甘酒のプロとして、しっかり解説していこうと思います。
甘酒は血圧や血糖値を抑えるのに効果があるのか
日本人の3人に1人が高血圧と言われており、高血圧は動脈硬化や脳梗塞といった重大な病状に発展する恐れがあります。
対策をしておきたいところですが...。
結論として、効果は期待できます。
理由としては、以下の二つのアミノ酸にあります。
- ペプチド
- GABA
ペプチド
米麹で作られた甘酒に含まれるペプチドは、血管を収縮する作用を持つホルモンの産生を防ぐ作用があります。
また、血管の弾力性を戻す作用があります。
→50代過ぎた方に多い、動脈硬化が進んだ血管は、弾力性が失われているため血管壁への圧力が強くなり、血圧の上昇により血管の壁が破れてしまうこともある。壁の内側が破れると血液が固まって「血栓」、外側が破れると「出血」につながる。
GABA
甘酒にはGABA(γ-アミノ酪酸)というアミノ酸が含まれています。
GABAはストレスをやわらげ、リラックス作用があることで知られていますが、実は血圧を下げる効果もあると言われています。
GABAの生成にはビタミンB6が欠かせません。
ビタミンB6をはじめビタミンB群が豊富に含まれる米麹甘酒は、GABAとビタミンB6を一緒に取ることができます。
糖質が高いから肥満になって血圧が上がるんじゃ、、、?
おっしゃる通り、甘酒は糖質が高い飲み物なので飲み過ぎ注意です!
一日に飲みすぎると太ってしまい、肥満は高血圧を後押ししてしまいます。
肥満者は体重正常者に比べて約2〜3倍多く高血圧症にかかると言われています。
そのため、甘酒を飲む一日の目安としては150〜200mlまでとしましょう。
一日の目安をしっかり決めることで甘酒の過度な摂取は抑えられると思います。
空腹状態で飲んでいただくと糖質の消化吸収で血糖値が上がりやすいため、朝食後にコップ1杯飲んでいただくのが血糖値を抑えるベストタイミングです。
その他注意点
甘酒は加熱するとペプチドの効果が落ちてしまうので、できるだけ冷やして飲んでいただくことをオススメします。
また、甘酒を飲む以外にも対策として適度な運動は心がけてください。
特に大事になってくるのが「有酸素運動」です。
一日の運動時間を30分以上取ることで、効果が期待できると言われています。
ウォーキングや軽めのジョギング、水泳などで運動して、毎日の習慣とすることができれば一番良いですね。
今回は血圧・血糖値についてまとめましたが、それ以外にも甘酒を飲むことで美容や健康面で色々な効果がありますので、気になる方は下記からどうぞ。