天領盃通信 -第1号- 公開しました!
こんにちは!!天領盃酒造です。これまでは佐渡限定で発行していた天領盃通信ですが、より多くの皆さまに天領盃酒造をもっと身近に感じてもらえるよう、オンライン配信していくことが決定しました!! 佐渡の歴史や酒造りへの想い、裏話や日本酒雑学など、さまざまな内容をお届けしていきます。日本酒を片手に、ぜひお楽しみください! 佐渡と天領盃酒造 普段 何気なく飲んでいるお酒ですが、実はお酒と酒造のある土地には、深くつながりがっていることをご存知でしょうか? 今回は、佐渡と天領盃酒造の深いつながりについて紹介していきます!! Q. 佐渡って、どうやってできたの? A.佐渡が今の形になったのは2,000年前(弥生時代頃)!さらにさかのぼること2,000万年前、その頃、佐渡はまだ海の底にありました。海底火山が激しく活動し、長い年月をかけて地殻変動と隆起により佐渡がつくられました。世界遺産に登録された「佐渡金山」の鉱脈も、この海底火山の活動によって作られたと言われています! Q. 酒造りに使ってる水はどんな水? A.佐渡の最高峰「金北山」の伏流水を使用しています!この伏流水は、花崗岩というマグマが固まった岩石を通っているため、マグネシウムが極端に少なく、カルシウムが多い特徴があります。この水の特性から、ふくよかな水の味わいにお米の旨みを凝縮させた「洗練されたお酒」を造ることができています! Q. 使ってる酒米は佐渡のもの? A.酒米も佐渡で採れたものを使用しています!天領盃酒造で使っているお米は、減農薬・減化学肥料で育ったお米です。タンパク質が少なくなる傾向があり、お酒にするときれいな味わいになるのが特徴です!佐渡は、天然記念物であるトキと暮らす島として、島全体で農薬や化学肥料を日本規定の50%以下に抑える「特別栽培」が推奨されています。それにより、トキにとってエサ場となる水田を守り、生きものたちが安心して暮らせる環境を守っています! そんなお米と金北山から流れるミネラル豊富な水を使用することで、天領盃酒造らしい“深い奥行きとやわらかな旨みのあるお酒“ を造ることができます! 天領盃酒造の成り立ち 天領盃酒造は創業17年になります!そのルーツは江戸時代頃にさかのぼります...!! 当時、金山が江戸幕府の直轄となり佐渡は日本最大級の金銀産出地として繁栄しました!その頃の佐渡島内の人口は13万人を超え、酒蔵は200蔵以上あったそう! しかし、明治・大正と時が経つにつれ人口は減少し、酒蔵も廃業や合併により減っていきました。その流れで、昭和58年に数カ所の酒造が合併し、現在の天領盃酒造の前身ができました。平成20年には名称変更され、「天領盃酒造株式会社」が誕生しました。 平成30年に新体制がスタート!!令和元年からは設備投資も本格的に進められ、「笑顔を醸す酒造り」をスローガンに、品質第一の酒造りをおこなっています! お酒の品質や味わいに大きく関係してくる重要な設備。次回は、酒造りを支える新しい設備たちをご紹介します。お楽しみに!!! 今月のおすすめ酒 純米吟醸 しぼりたて生原酒(2025年蔵出し) 天領盃酒造の今年の新酒は、この一本から始まります。 しぼった直後に瓶詰めするため、フレッシュな香りと 発酵由来の微炭酸が特徴的。 甘みとフレッシュ感が心地よく調和し、飲み口は軽やかで華やか。 新体制となってから最初に “ゼロから設計した” お酒で、 造り手にとっても特別な一本です。 ▶ 商品を見る