佐渡のお米と天領盃

今日明日と新潟の醸造試験場にきてお酒造りに関する論文を読み漁り造りに活かそうと目論んでいる加登ですが、なにやら難しい単語ばかりで頭がパンク寸前です。

ちょっと息抜きに今日は天領盃のお米についての取り組みを紹介しようと思います!

天領盃が使用している酒米は全て一軒の農家さんにお願いしています。

全てお願いすることで生産者による品質のばらつきをなくして、より高品質のお酒を造れるよう、努めています。なので農家さんはお米を作ってもらってるだけではなく、天領盃のパートナーであり、アドバイザーだと思っています。

精米して出る米粉は肥料としてまた田んぼに戻して、田んぼの栄養素にするなど少し変わった工夫もしております。

契約農家さんの協力もあり、僕も米作りに少し参加させていただきました!

まずは今年の4月頃、田植えに参加して来ました!

意外とまっすぐうまく植えられたと思ってます笑

必死なので口はひん曲がってます。

今年の佐渡は天候が安定しなかった+台風の影響が、、、。

ちなみに佐渡は朱鷺(トキ)が飛んでいるために農薬を規定の50%以下にして作っているところが多いです。

そのため天候だったり、自然に左右されやすい面もあり、とても心配していました。

天領盃も朝会社に来たら台風でP箱が散乱していた、、なんてこともありました。

そんな中、8月頃の稲の様子がこちらです!

たった3、4ヶ月しか経ってないのにこんなに大きくなるんだ、、、。と自然の力に驚かされました。

順調に成長しているようで一安心したのも束の間、またまた大型の台風が、、。

心配事はつきません。

9月下旬に東京出張から帰ってきた時、すでに稲刈りがスタートしていたのですが、

ここで加登史上最大の問題が発生。

佐渡に着いてからくしゃみが止まらない。

熱が出るわけでもないし、風邪引いてるような感じもない、、。

ただくしゃみと鼻水が永遠に止まらないんです。

天領盃のスタッフに相談したところ、

「それって稲アレルギーじゃない?」

稲アレルギー、、初めて聞いたけどそんなのあるの?と

いつまで経っても止まらないので病院へ。

「おそらくイネ科花粉症ですね」

あらーー、、。

追い討ちをかけるように契約農家さんから越淡麗という新潟県独自の酒米の稲刈りをするという連絡が、、、!

正直、一瞬迷いました。

けど自分で植えた稲だし、やり始めたことは最後までやらなきゃ気が済まない性格なので意を決して稲刈りへ!!

途中まで刈り取ったのですが、無理でした。。

途中でギブアップして遠く離れてポツンと眺める加登。

稲刈りはリタイアしましたが、農家さんが丁寧に大事に作ってくださったお米を美味しいお酒にできるよう、精一杯勉強してどんどん新しいことに挑戦していきます!!

明日も試験場に行って最後の勉強タイムです。精神と時の部屋が欲しい、、、。

頑張りますよーーー!!