〈製造ログ〉天領盃酒造 R7BY  雅楽代〜瑞華〜(生)

加登のひとりごと。

1月に入り、気温がぐっと下がり、空気の澄んだ酒造りも一番重要な季節になってきました。
蔵は相変わらずフル稼働。外は雪、中は発酵音。
毎年のことだけど、この時期の蔵は独特の凜とした空気があります。

酒造りって本当に毎年違う。
去年うまくいったやり方が、そのまま通用しないことも普通。
「なんで今年はこうなる?」って、タンクの前や分析データを見ながら、はたまた利酒しながら首かしげることもしょっちゅう。
でもまあ、それが酒造りなんですよね。
全部思い通りになるなら、たぶんこんなに面白くない。
実は今年も年末から、代表酒のもろみ経過を大きく変更させ始めてます。近々、久々に月華、鳴神、日和の製造ログが出るかもです。
代表酒は大きくなにか変わった時くらいしか出さないので、楽しみにしていてください!

天領盃酒造のR7BYのテーマは「認知度拡大」。
そのため、インスタやその他SNS、メルマガ、ウェブサイトの更新などが以前と比べて段違いに多くなったの皆さん気が付きました?笑

そして少しずつその成果は出てきているように感じています。けど、まだまだスタートしたばかり!
皆様に楽しい時間を提供できるように頑張っていきたいと思います!

閑話休題、毎年1月はなにか新しいことが起きるのですが、今も実はその前兆が…。
結果がどうなるかはまだわからないので、発表できるようになったらすぐご報告したいと思います!

製造技術

瑞華は、毎年いちばん悩みます。
月華の縦ラインシリーズ、月華、瑞華、六華。
その真ん中の位置付けであり、純米大吟醸規格のお酒のエントリーモデル。味わいのバランスをどのポジションでとっていくのか、結構神経を使います。
そして、2年前から掲げている「次世代の新潟淡麗を創る」にふさわしい酒質にするため、昨年よりも甘みを落としています。来年はさらに落とすのか、維持するのか。まだ迷い中です。

そのため、「今年の瑞華」を頭の中で作り直すところからスタート。
レシピも変更し、より綺麗に、よりしなやかで滑らかなテクスチャーになるように、そしてより軽やかに。
麹のパワーを例年より2段階下げて、製造してみたのですが、最初はめちゃくちゃ不安でした。
麹パワーをいきなり2段下げるっていままで行ったことがなく、味わいを大きく変えてしまうからです。

ドキドキしながらスタートしたものの、出来上がったお酒は…
「あれ、意外としっかり甘みあるかも笑」ってなりました笑
これだったら来年はもう2段階くらい下げてもいいかな?と感じているところ。精米歩合が変わると、お米の溶け具合やもろみ経過は大きく変わるので、瑞華や六華へのアプローチは月華や鳴神、日和よりも大胆に動かさないといけないのかもしれません。
昨年の瑞華は酵母を変えたばかりで、「想定とは違ったけど、美味しくなっちゃた酒」でしたが、今年の瑞華も「想定していた方向性だけど、思ったよりも甘みがあってけどしっかりまとまった酒」という去年よりも少し進歩?

この2年の踏まえ、来年は大きく進歩した瑞華をお届けしたいと思います!

テイスティング

穏やかなラムネ様の雅楽代を象徴する吟醸香。
ここはどの雅楽代にも共通する香りですね。

口に入れると、華やかさの中に酸味をあえて低く設定したぽてっとしたバランスのとれた甘みの味わい。
甘み、酸、アルコールの輪郭が滑らかに口の中に入っていき、穏やかに喉を通り過ぎるような、華がありながらも目立ちすぎない、一歩引いた凜とした美しさ。

食事とともに、軽いおつまみとともに晩酌にも、どちらにも対応できる酒質かなと思います。
比較的甘みがあり、酸が少ないので、合わせるなら少ししょっぱい系/酸味がある系がいいかなと思います!
生ハム、漬物、燻製チーズ、ピクルスあたりがお手頃にてにいれられてピッタリ合いそうな予感!
あ、生胡椒の塩漬けなんかも絶対合いそう。
ぜひ飲んでみてください!

蔵元の加登仙一がお届けします、

日本酒がより美味しくなる天領盃酒造のLINE

天領盃酒造では今後さまざまな企画やお酒のことを積極的にLINEで情報としてお届けします。より深く日本酒を楽しんでもらうために是非LINE登録をお願いします。